禅寺小僧

日々の記です。

2010-01-01から1年間の記事一覧

133319

墓場のサザンカ

今年から来年の春にかけては椿、山茶花の当たり年かも しれない。夜道を歩いていても、こんなに花つけてたかいな? というぐらいに枝一杯、先のほうでも根元のほうでも花盛りに なっていて、春の桜に対抗するくらいでは?と思うくらい。 椿は一輪でもどっし…

お経の発声法

ひと月ほどお経の練習をしていてね、めずらしいことなんですけど。 一般の方にはお経というとムニャムニャ言ってるだけに聞こえるだけ なんだろうけれど、やってるほうにはいろいろ苦労があるのですよ。 実は。 ●あたりをつけるところはお腹の底を触るような…

早や臘月となり。

一月ぶりほどでパソコンを触るのだけど、いろいろ行事があったのと パソコンが起動できなくなっているので、さわらずじまいだった。 明日にでも修理に出すつもり。 上の写真は室から出した麹で、作り方はまたそのうち詳しく 書きます。いただいたお米で、分…

和合の喜び

どこに行っても嫌われない、かわいい人っていはりますよね。 この人やったら、どこ行ってもいじめられへんわ、っていう。 とりあえず人の話を素直に聞いて、落ち着いていて、きっちりしてて、 でしゃばらない人。そんな人になれたらいいな、とあこがれてはい…

和合について

聖徳太子(574〜622)は、十七条憲法の第一条で 「和をもって貴しとす」と和合の大切さを説かれ、第二条 で和合のためには「篤く三宝を敬え」と述べられました。 三宝とは、仏、法、僧のことです。仏とは悟りを開かれた お釈迦様、法とはお釈迦様の説…

動中の工夫は静中に勝ること百千億倍

寮にいる学生さんはだいたい真面目で優秀な人で、 肩身が狭かったりする。夜、何人かで集まって話してた とき、チベット仏教の研究をしてる学生さんが、チベット にまで行って、修行してきた話を聞いた。 向こうでは洞窟に一人でこもって瞑想修行するらしい…

サラダバー

秋になりました。 庭には菊が、畑では菜っ葉が茂っています。 これは去年獲った水菜の種をまいたヤツやけど、。 日照りのせいか柿はあんまりですな。 なんていう野菜ですか?とか聞かれたりするけれど、 なんかようわかりません。 ?です。菜っ葉です。 でも…

門前の小僧、習わぬ経を読む。

してんだけど、なかなかたいへんですな。 ちいさい頃からやっていると、教えられなくても子供が勝手に流行歌を 憶えてしまうように、自然とマスターしてしまうものらしいのだけど。 「やってみ。って言われてスグできたもんなあ。」 などとおっしゃる。門前…

朝、旅の終わり

母屋の横のログハウスに泊めてもらって、朝は小屋の中を見て いろんなものがあるなあ、と思ったり、ちかくの道路を少し歩 いたりしてみる。 母屋の台所でコーヒーを御馳走になり、きのうもらった サンドイッチを一緒に食べながらいろいろ話す。 ログハウスが…

町に戻って、

古い学校。 今でも現役なんだろうか、 でも、窓ガラスが割れていたりする。 50程も窯元のある陶器の村に立ち寄って、知り合いの人の顔を 見に行く。あいにく陶器市の初日でお忙しい。 でも雨のせいで、道の駅に駐車して、駅内のブースを散策しているお客さ…

山をおりる。

大荷物と天候と不慣れのせいで、なかなか思うように進めなくて、 予定していたコースを途中ではなれることにする。 4つの山を巡るはずだったのが、最後の一つをあきらめることに決める。 ここからも難所が予想されるし、コース上での計算でも6時間以上かか…

寝違え、た。

ねちがえて、右側の首の後ろが痛くなってしまった。。 2日目、朝から文化講座にいって、脚は坐禅を組んで聞く。 右足を腿の上にあげて、深い呼吸をしていると、右の腰の後ろ にも空気が入ってくるようになった。 (息をするとき動かせるようになった、とい…

足装

昔の人は草鞋で歩いたんだし、ワラジでもいいけど、草鞋だと 予備をもたないといけないから、ふだんはいているクロックス でゆくことにしたんだけど。 あまりたいそでない装備やね。 あとはザック背負って、そこらへんで拾った木の枝を杖にしてる。 わりと長…

すこし、惨めなものよ

昔からだけど、シュラフで寝ているときに、雨が降ってくる あの感覚、イヤだなあ。寝ぼけ眼に、ポツポツ、ときて、ん? と思うと、雨なんだな。シュラフの口を上にやって、身体を下 のほうへ入れて、顔に雨があたらんようにして、さらに寝るの だけど、いい…

泊まり

行けるとこまで行って、いいところを探すのです。 鹿が近くまできましたが、静かに夜をすごしました。 ゆっくりやすみました。

しゃくなげトンネル

雨で遠望はなし、の真っ白け。 登りきって、道がなだらかになってくると、石楠花がたくさん生えて いる。道しるべには、しゃくなげ自生地とあった。春、花が咲いたら 清々しく、美しいのでしょうね。雲の上の山が笑っているでしょう。 白い、ピンクの花はや…

ツキヨタケ おいしそうな毒キノコ

立ち枯れのブナの樹の表面ぜんたいにびっしりおいしそうなキノコが 貼り付いておる。上のほうにあるのは手がとどかないから取れない けれど、とにかく、ムッチリしたのが大量にあるのだ。下におちてい るヤツには動物が食ったあとがあるから食べれるにちがい…

峠道

で、このたびの旅は結構しんどかったんだ。 ひとつには最初からずっと小雨が降っていたことで、秋晴れの中を すすむのとはちょっと気分がちがうし。もうひとつは進行速度が遅 かったことで、最初の中岳を登るのは立派な登山道があったからよ かったけれど、…

修験道の山

ここは捨てられているゴミが全くない山で、道ばたにありがちな 空き缶とかナイロン袋のたぐいが見あたらないんで凄い。山を降りて からそのことを話すと、信仰の山だからみんなそんな気持ちで登って いるんでしょう。という話だったけれど、この地方ならでは…

雨の旅

あそこはいい山よ。とすすめてくれる人があって、仕事のついでに 立寄ることに決める。夜行バスを降りて、駅からディーゼル汽車で ゆくと、駅で待っていてくれた。 道の駅に弁当が運びこまれるのをまって、炊き込みご飯のおにぎり を手に持っていると、体格…

紙芝居

書は描いてませんが、 こないだのお彼岸に新しくつくった紙芝居をしました。 書も文も画もそしてもちろん写真もいいのを作りたいと おもうのですが、なかでも書はなかなか手ごわい感じが あります。 色紙なんかに書ければカッコいいのですが、書はなんだか …

身体を伸ばす

涼しくなって、野良仕事が楽になってきました。 昨日は畑を整地して、菜っ葉の種を蒔いておいた。 で、ふだん使わない筋肉をつかって、ちょっと疲れたときなんぞ、 仰向けに寝床で横になったら、左右片方の膝をちょっと内側に倒 します。 もう一方の脚はその…

お経のあげ方

朝、本堂の縁側に坐って、夜明け前から、庭を眺めて座禅をしていた。 落ち着いてやったらそれでエエやないか、という気がしてきた。 下手であっても、なんと言われても。 人がなんと言おうが。 誰かに対しての、真面目に真剣にやってます、ということのアピ…

昔、お経の上手な和尚さんがおられて、沢山の人の集まる行事のとき など、どこからともなく超低音が聴こえてくる。 「なんだなんだ、なんなんだ」ととまどっていると、お経のはじまりを挙こし ておられたんだそうだ。 どこで、誰があげているかわからず、地…

今の時期の剪定

槙の芽を摘んだりとかしてたんだけど、前から低くしたかった ツツジをちょっと強く剪定したら、、、葉っぱが枯れてきた。 樹が全部枯れることはないと思うけど。。 今の時期はあかんのやね、切ったところから水が噴出してた。 たまに失敗。 ことしは大きい紅…

親切心

おい、親切心が足りないんだ。 といつも師匠にいわれていたと、立派な和尚さんになられた方の 話を聞くことができた。中学のときにお寺に来て、お寺から学校に かよわれた方で、暗いうちから全員本堂でお経をあげているうちに 台所係がお粥を作って、お経が…

田舎で

ちょっと遠出して滋賀県にある、「風結い」、という家に行ってきた。 ここに何度も来て、すごく気にいっている人に招待してもらったんだ。 どこにあるの?って聞いたら、高島市です。という答えだったけど、 町村合併で広くなりすぎてわかりませんがな。 安…

*[ツーリング]島の教会 寺に来た人に、 「ここがいちばんの奥の院のようなところですが、 質素な普通の空間です。あまりありがたそうな、神聖な装飾はありませんが、 これがこの寺風なんだと昔から言われています。これでいいんだと」 「そうでしょう。この間、…