禅寺小僧

日々の記です。

2012-09-01から1ヶ月間の記事一覧

中華蕎麦

お昼ご飯はどうしますかね。この町で食べていくか、この先の町にします か。山間の町にはうまい蕎麦があって都会からも車で食べにくる人が多い んだけど、むかし旅してたら土地の人はみんなラーメン食べてましたよ、 って話してた。ここいらは中華蕎麦が名物…

ゆめのあと

不要不急の設備として、戦争中の金属供出の対象となったケーブルカー線 にあった車両、ケーブル、機械類の金属、その他いっさいのものが持ちさ られた。残されたものは何もない。まったくガランドウになって建物だけ が残されて数十年。駅舎だった建物は仕事…

森の奥深くには

入ってゆくと大きく開けた場所があって、 ヘリコプターが着陸できるくらいあるところに つたでおおわれた緑色の建物が取り残されている。 中には、 もうなんにもない。 人間の使っていた家具や道具、書類のたぐいは何もなくて 窓のガラスもなくなって風がと…

味噌をあけてみると

まだ若いのはわかっていたけど、味噌をあけてみた。 重石で水があがって、どろどろになっていた。 左のほうに見える米粒みたいのは、樽の最後にいれた麹米の なれのはてなんである。 しゃもじですくってみると味噌っぽいところがでてきた。 写真でみると水っ…

おまけ

頭の赤い、大きな黄緑色のキツツキがいて、 アカゲラっていうんじゃないですかねえ、 って言っていたら、 それはアオゲラです、と教えてもらった。 写真の真ん中にちいさく写っています。 しばらくしたら飛んでいきました。 196236

山をおりる

なんだかな〜 はやくもどるべしというので、 最短ルートでもどらねばならん そんなに急いでもあんましかわらんと思うのやが 足は速くうごいていても、心はどっしり今を楽しんで られればいいのだけれど、なかなかそんな境地にもなれず。 ああ、もったいない…

山頂にて

雲の流れてゆくるのをながめて、 もらいもんの、なんだかいい名前のお菓子を 街のではない、山のうえの空 195967

雨旅

きれいな水が勢いよく流れてゆく側溝のなかに、ケースごとビールを つけてあった。帰りにものぞいてみる。 運悪く今日は雨になって、それででも歩いてゆくんだけど、杉林をぬけた あたりであきらめてカッパをつけて、雨のたびもいいもんだ、おちついて いて…

落ち種ひろい

畑を整理したら長ーい苦瓜がでてきた。胡瓜を巨大にしてデコボコをつけ たみたいな形で、よく店で売っているずんぐりむっくりした紡錘形のでは ない。売っているのは沖縄のゴーヤの系統で、細長いのは九州の苦瓜のタ イプかなとおもったりするのだけど、この…

アビダルマ

何日かして、一冊の本が送られてきた。存在の分析(アビダルマ)という タイトル。講習会に出席するまえに予習して読んできてくださいとのこ とだったので、読みはじめたところ、わからない、ぜんぜんわからない、 まったく、理解できなかった。 本の中に、…

さとや

室町三条を西に二軒目の二階にあたらしくお弁当屋さんができた。お向か いには京都医健専門学校。いま京都の街にはお総菜屋さんやお弁当屋さん はたくさんあって、目移りするし、もっとガツンとボリュームのある店も ある。どうせなら買うとき、そっちのほう…

ZEN

9月某日にそっちに友達が行くからよろしくって電話があって、どんな人 がくるのかいな?って思ってたら、フランスからやってきたのは、若いか わいい娘さんだった。一緒にお茶を飲んでお昼を食べてからどっか京都観 光にということで三十三間堂にゆく道すが…

室町サロン オペラ「BUNGONOJO」(全二幕) 試聴会

脚本: 小宮 正安 音楽: 森 洋久 日時: 平成24年 9月5日 16:30 会場 17:00 開演 (上演時間約2時間) 江戸時代享保(1716年〜36年)の浄瑠璃の太夫 宮古路豊後掾と若菜の数奇な運命の話。 時の幕府は、心中もので若者を惑わす豊後之掾を疎ましく思うものと…