禅寺小僧

日々の記です。

墓場のサザンカ











今年から来年の春にかけては椿、山茶花の当たり年かも
しれない。夜道を歩いていても、こんなに花つけてたかいな?
というぐらいに枝一杯、先のほうでも根元のほうでも花盛りに
なっていて、春の桜に対抗するくらいでは?と思うくらい。
椿は一輪でもどっしりした花で大事にされるけれど、山茶花
そうでもなく、なんとなく軽んじられてるような気がする。
あまり床に活けるには向かないような気配があんのかな。











下から見上げると墓場の真ん中に山茶花の大木が立っている。
大きすぎて、、途中から枝を大きく剪定したような形になって
いるけど、もとはどんな形やったんやろか。。
あの下に行ってみたくて、用事をすまして帰りによってみた。
墓の階段を上ってゆくと、立派な幹がズンと立ってた。
古くて、坐ったまま、首の落ちてしまった、石仏が一体、
根元にあった。
花びらが風に吹かれて根元に散ってゆく。











山茶花は春まで何ヶ月も咲いているもんな。
花も大きいのだけど、誰に愛でられるわけでもなく、
あまり壷にいれられることもなく、冬の間、人知れず咲いて
いるような奴ではあるな。
風雪を愛しておるのかな。
田舎の山茶花に会いたいな。






畑に行って辛味大根を収穫して、要るようのところへ箱詰めして、
届けにいった。食べてみないとわからんけれど、今年はいい出来
だろうと思う。
甘酒も7日目から10日目ぐらいが発泡していてなかなか旨かった。
今は静かになってます。






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