禅寺小僧

日々の記です。

 *[ツーリング]島の教会


















寺に来た人に、
「ここがいちばんの奥の院のようなところですが、
質素な普通の空間です。あまりありがたそうな、神聖な装飾はありませんが、
これがこの寺風なんだと昔から言われています。これでいいんだと」
「そうでしょう。この間、島の教会を巡ったのですけれど、信仰と礼拝の
空間で感動しました。ここと似た雰囲気がありました」
と言った先生がおられて、そのことが残っていて脚をのばしてきたのだわ。


















































 

















































  
















訪れたところはどこも入り口の下駄箱あたりから
きれいに拭き清められていて、すがすがしい。
ヨーロッパの大聖堂ではなく、そこは日本人が作った手のひらサイズの教会で
マリアさんの像の衣紋をみていても
「大仏さんと似てるな〜。日本人がつくったんだな〜。」と思えるような
馴染み感があったよ。
海辺の村の上の高台の教会でたまたまミサに巡りあったので、
後ろの席で座らせてもらった。
夕方4時くらいだったかな。
何人かのシスター以外は老人とお孫さんで、回り持ちで読み上げるところを
子供が読んだりするのを聞いて、こうして伝わってゆくんだな、と思う。
午後、教会に集まって、祈りをささげ、終わるとあっという間にみんな帰ってった。
集まるってのが信仰なのか、とか思ったりしたよ。


路傍の露草の青が濃いように見えた。