正月の 子供に成って みたきかな
子供だった昭和40年代。お正月は特別な季節でした。もういくつ寝るとお正月~っていう歌もありましたから、たいそう楽しみにしてたものです。親に買ってもらった奴凧に新聞紙を切って作った足を糊でベタベタ貼り付けて長くしたり、風の無いときは木綿のタコ糸を引っ張って走ったものです。思い切り走って、もう空に上がったかと後ろをみると、ガガがガガ、、、と奴凧が逆さまになって頭を地面に引き摺っていたりしました。昔の凧は難しかった。アメリカからゲイラカイトが入ってきたときには、あまりにグイグイ上がってゆくのでビックリしたものでした。
独楽廻し、かるた、トランプ、花札、将棋。懐かしいアナログなお正月でした。愉しかった思い出、お年玉も貰うほうでした。
正月の 子供に成って みたきかな 小林一茶