禅寺小僧

日々の記です。

お経の発声法









ひと月ほどお経の練習をしていてね、めずらしいことなんですけど。
一般の方にはお経というとムニャムニャ言ってるだけに聞こえるだけ
なんだろうけれど、やってるほうにはいろいろ苦労があるのですよ。
実は。













●あたりをつけるところはお腹の底を触るような感じ、ということが
わかりました。
●最後の声の震えるところは声が下にさがっていって、地面から丹田
を通って頭の上までいって身体中通ったら、そしたらそこから今度
丹田に向ってビブラートを通してゆく。
●声を出し終わっても息は吐きづつける。そしたら不思議なことに
聞いてる人はまだ声が続いていると錯覚してくれる。息を止めたら
急に終わってしまうように聞こえてしまう。
丹田に向って声を下げるときは前から(お腹側から)ばかりして
いると腰が痛くなってしまう。あっちゃこっちゃから行くとよし。
●お腹側、背中側とかいうけれど、斜腹筋も左右あるし、背筋も左右
ある。前後左右上下というよりも、左斜め前、右斜め前、左斜め後、
右斜め後、上、下、の方がいいんでは?












などなど考えておった。
真面目に練習してみるのもかいがあったということやろな。