禅寺小僧

日々の記です。

2007-10-01から1ヶ月間の記事一覧

座禅と脳波

日本の難病研究所とイギリスの大学から先生がひとりづつ 来られて実験をしたが、64電極もある脳波計をつけてもらう。 けっこう細かく調べてもらったみたい。 いつも、何のために座禅するのかと考えてみると、今は朝、 朝課前に坐って調子がでてきたら、お…

座禅中の脳波

人づてに座禅中の脳波の測定に協力して欲しい、との依頼があった。 それも一人ではなくて何人も集めて欲しいという。一人だったら、 どうぞ、って簡単なんだが、沢山の人に協力してもらうのはなかなか 大変だった。 脳科学みたいなものに現代人はものすごく…

久しぶりの写真展

京都市営地下鉄、烏丸御池駅改札上のコンコース、 御池駅ギャラリーにて11月23日から29日までの 期間、コペンハーゲン在住の Jaben Torsen さんと 二人で写真展をおこないます。 御池駅ギャラリーでは2000年に写真展をしたことがあり、 今年はたま…

去るものは追わず

「病床六尺、これが我世界である。しかもこの六尺の病床が余には 広過ぎるのである。」見事な書き出しではじまる、 正岡子規の病床六尺は最初、新聞「日本」に毎日連載された。 そして最終回の明治35年9月17日(127回)が 掲載された2日後、子規は…

死ぬが嫌さに、笑ふて候

災難に遭う時節は、病の時節には、死ぬ時節には などというと、すぐカン違いされてしまう。 諦念、アキラメ、無気力なのだ、と。 でも良寛さんの手紙のコトバは やはり自分の心の境涯として言われたのであろうし、 そのあたりが、災難名、病、死などにふりま…

女郎くも

門を出たところは細い通路になっていて、 松の並木を風が通る。通路をまたいで樹と樹のあいだに ジョロウグモが大きな巣を張っていた。女郎グモは大きくて 黄色の利いたカラフル娘であるし、巣も一重ではなく、二層 構造の立体派で見ていて飽きない。門のす…

死ぬ時節

仏教って響きには何か説教くさいものだけど、 それだけではなく、もっと、大らかでゆったりした思想でもある。 「寒暑到来すれば如何に回避せん。」 「何ぞ寒暑無き処に去かざる。」 「十五日已然は汝に問わず、 十五日已後、一句をいいもち来たれ。」 「日…