すこし、惨めなものよ
昔からだけど、シュラフで寝ているときに、雨が降ってくる
あの感覚、イヤだなあ。寝ぼけ眼に、ポツポツ、ときて、ん?
と思うと、雨なんだな。シュラフの口を上にやって、身体を下
のほうへ入れて、顔に雨があたらんようにして、さらに寝るの
だけど、いい気はしない。あーシュラフが濡れてゆく。
途中から降りだすよりも、最初から降っていたほうが、
かえってマシか。と思おうとする。
知らない山で暗くなってしまったら行動できないし、
じっとしているほかないのだけど、携帯の電池が切れて
しまっていて、アラームが合わせられずに6時半くらいまで
ゆっくり寝てしまった。
ひとりの夜は浅い眠りで、何度も眼をさましつつ、眠るのだけど、
明るくなってきたんで、デジカメの時計を見ると、もうそんな
時間になっていしまっていた。
急いで出発する。
なかなか思うように進みませんね。
たぶん原因は大荷物のせいで、それも旧式のシュラフとアルミロール
マットが大きいからなあ。このあいだモンベルの店に行ったら、
最新の装備があまりに小さくて、ウルトラ軽くなっていて、
俺は今まで何をやっていたのだろう。。
軽い脱力感に襲われた。
別に何も買わなかったけれど。
今もテントは持たずに歩いているけれど、寝袋も持たないような
旅ができればいいんだけど。雨具、着替え、食料、地図、コンパス
くらいだけを小さく持って、寝るときは野山にゴロッと横になる、
くらいですめばいいのだけれど、昔の旅人や猟師の野宿はテントも
寝袋もなかった筈で、何か非常用のシートかなんかで、そのまま
一泊して、また歩いてゆくみたいなことができないですかね。
今日みたいな雨の日だとつらいだろうけど。