禅寺小僧

日々の記です。

2014-03-01から1ヶ月間の記事一覧

このごろ

今日は7時前から出かけてひと仕事して、 みなさんと合流します。 ので、寺にはおりません。 早朝、本山の澄んだ空気の中で集まって、何度もお経を読んでたら、身体の骨が動き出した。春で植物も動きだすのは見てわかるけど、身体のなかもぐるぐる変わってる…

気がつけば花だらけ

つい最近までそんなことなかったのに、 ポタポタ葡萄のつるから水がしたたってきて、 車の窓ガラスに落ちています。 今までそんなことなかったのに、 葉っぱも何もないただのツルだけの 枯れたような、死んでいるようにも 見えるのだけど、 根から水を揚げは…

登って滑って転んで遊んで

昔、リフトなんか使わずに、人力で登って、そのぶんの下りを滑り降りるかんじやった。えっちらおっちら登ってためて圧縮した位置のエネルギーを、バーッと一気に開放して滑る。節約して大事に貯金したのを、景気よく気前よくばらまいてしまう、惜しげない爽…

東へ どこまでつづいてるんかなあ。 車が行きすぎる往来に立って考えるというよりは、夢想している。もちろん頭ではわかってる。1号線は大阪の梅田新道から東京までの日本で最初の国道なんだ。でも東京のどこへ行き着いて、終点がどこなんかは、知らない。…

春の山

2人歩いてきた 鉄砲をかついだ ハンターだった 何の猟? シカ 手ぶらだった 今日はいい天気なのだ まんさくが咲いている雪のなか 広いところにでてきて 登ってく ちょいと、休憩して 昼ごはん ピーナツ トッポ お茶 カップヌードルは持ってこんかったな も…

悟りを開かれたあと

前の話→http://d.hatena.ne.jp/hekigyokuan/20140305 民衆や俗人に混じっての大燈国師の修行を高く評価されたもうひとりに室町時代の一休禅師がおられます。 その頃、「大燈国師行状」という本がでました。大燈国師に天皇が帰依されて、説法を聴きにおとずれ…

大燈国師の教え

紫野という地名をみてもわかりますように、昔からこのあたりは田圃にはできなかったようです。鎌倉時代のお寺の古い文書を見ますと、このあたりは、瓜畑が広がっていたそうです。ある日、近所のお百姓さんから、瓜をもらわれた大燈国師はたいそう喜ばれたと…