禅寺小僧

日々の記です。

雨の旅









あそこはいい山よ。とすすめてくれる人があって、仕事のついでに
立寄ることに決める。夜行バスを降りて、駅からディーゼル汽車で
ゆくと、駅で待っていてくれた。
道の駅に弁当が運びこまれるのをまって、炊き込みご飯のおにぎり
を手に持っていると、体格いいからもう一つ食べるだろう、と弁当を
もう1個取り、旅の人ですから、と言って代金も払ってもらった。
やさしさがしみわたる。













車で登山口まで送ってもらって、頂上まで行ったら、温泉に降りて
きたらいいよ。電話して。って言われたけど、やまづたいにさらに
次の山を目指す予定なんですが、まあ、雨降ってることだし、道が
わるかったら、温泉めざしておりますわ。って言った。














もうひさしぶりの山歩きで、あれこれ倉庫からひっぱりだしては
ザックにつめてやってきた。なれないせいで最初の登りから結構
しんどかったけど、だんだん馴れてきてラクになってきた。
1200メートルの山頂についたけど、雨のせいで眺望ゼロ。真っ白け。
先に来ていた人も、今日は3時くらいまで天気もつかとおもってきた
けど、あかんな。ほんとは下に雲海が見えるんだけど。とか言い、
小さな簡易のレインコートを出してつけると下りて行った。
やっぱりこの先をめざすことにする。
久し振りなんだし、なんかワクワク。