禅寺小僧

日々の記です。

胡麻豆腐を作ってみよう








親爺から胡麻をもらった。実家の畑で作ってるヤツだ。
おー、今年ははな〜ゴマ蒔いたら日照りで雑草枯れたけど、ゴマは枯れんかったぞ。って言ってたから、やたらと夏に強いのがゴマなんだな。このゴマのスタミナを身体に取り入れるため、あと自然の恵みへと収穫への感謝の気持ちから、ひさしぶりにゴマ豆腐つくってみることにした。自分のところでとれた新ゴマっていいもんだよ。








いろいろ人ごとに秘伝口伝があるとおもいますが、













1、ゴマを3合計ります。クズ粉は2合買うてきます、井上砂糖店で400円だった。













2、ゴマを炒ります。カレーのスプーンで一杯づつ、中火のフライパンに入れて、パチッと音がしたら、フライパンを振ってゴマの裏側も炒ります。裏も炒れたら別のボールに移します。少しづつ焦がさないように注意して。













3、全部炒れたらもう一度フライパンに戻して今度は弱火でじっくり炒ります。いい香りがしてくるまで。焦がさないように。







4、炒れたら擂り鉢で擦ります。







10分








20分








30分でこれくらい。道場では人手があるんでいくらでも時間をかけれます。さらに擦っていくと信じられないことに、ゴマがさらさらに液状化します。そこまでやってもいいけど、自分一人でやるときは30分でやめます。。














5、水を入れて擦り、ゴマと水をなじませます。








6、水の量は12合、布で絞ります。日本酒を1合入れるとやわらかい口当たりのができます。が、固まらへんかったら怖いんで、酒は0・5合にした。よく固まりました。1合でもよかった。。









7、葛粉を投入、よく混ぜて溶かします。








8、強火にかける。しゃもじでぐるぐる同じ方向にまわします。回し続けます。火のあたった底から固まってきます、焦がさないように底からかき回します。電話がかかってきても出てはいけません。それどころではないのです。焦がしたらいままでの苦労のすべてが、パー。だいなしです。酒を入れない場合はしゃもじがもっと重くなります。重すぎたら酒を足し入れるとやらかくなります。








9、熱が入ったところは半透明になってきます。ぐるぐる回してすべてに熱が通って、ゴマのいい香りがしてきたらそろそろです。








10、流し缶に流し入れ、表面を平らにして、あら熱がとれたら表面にラップをして水で冷やして出来上がり。包丁で適当な大きさに切ってワサビと醤油で食べます。かえし醤油があればなお結構。



ワンポイント:ゴマ豆腐は葛粉でかためてあるので冷蔵庫で冷やしてはいけません。出来損ないの水無月みたいになって水気の飛んだぽろっとまずいものになってしまいます。









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