禅寺小僧

日々の記です。

栗ワイン煮












もうそろそろ湯がいただけの栗をスプーンでほじくるのにも、飽きてきたこととちゃいますか。どうせ小僧さんあたりには和のモンしかできひんやろって、思われてるやろから、今日はいっちょう洋風でいってみたい。へぇ〜そんなん出来るんかい?って聴そうだけどな。和のものは素材の味を活かせばいいから単純でいいけれど、洋モンは出会いである。栗の素材の味そのものを活かすだけでなく、そこに足すものがないとな。そこでワインが入るというわけ。栗菓子ということでマロングラッセをやってみようかと思い立った。丁寧につくったグラッセは半透明で美しく、上品で紅茶にもあうような、なかなか貴重なものである。さてやってみるか。鬼皮を剥いて、さらに渋皮を剥くというところで、渋皮はなかなかとれなくて、最初の一個を剥いてて半分いかないうちに、挫折した。












渋皮を剥くのはたいへんだからやめよう。栗のワイン煮というのがある。山奥の一軒家に住んでいる料理上手の人に食べさせてもらったことがあるのだ。おいしいご飯をだしてもらって最後にいただいたのだったけど、なんともいいと思った。これだったら渋皮も剥かなくていい。


?栗の鬼皮をむきます。渋皮は残したままです。渋皮を傷つけるとあとで栗がくだけるので傷をつけてはいけません。ボール一杯で2.4キロありました。
?水を張って、重曹を少しいれて、煮てアクとシブをとります。なかなかひつこいので三度くらいします。
?ザラメを1キロ入れて、夏越しのワインをいれて焦がさないように煮ます。ワインが足らなかったら水を足します。
?煮詰まってきたら火をとめて冷まします。
?出来あがり。何日かするとさらに味がしみてきます。


いろんな複雑な味でなかなかいけますよ。











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