禅寺小僧

日々の記です。

味噌樽




倉庫でなんか漏れてるぞ、と怒られて、何が漏れているかは
ちゃんとわかってる。味噌樽から汁が漏れているのだわ。
漏れている液を指につけて舐めてみると、旨い。
本当はこの液が味噌に浸み込んで熟成していくのだろうから
もったいないわな。この樽は古い樽で永く倉庫に眠っていたのを
水を張ってつかえてるようにしていたのだけど、やっぱり竹のタガ
がもうゆるんでしまっているようで、自分でタガを作れれば直せる
んだろうけど、できませんわな。







敷き詰めていた葉蘭の葉をとってみると、味噌の表面はキレイな
ものでカビは全然生えていなかった。
酒屋の前を通りがかり、アッ、そうや、と思って中にはいっていって、
空いてる樽を出してもらった。
おじさんは配達でいなかったが、1斗の菰樽をもらった。上げ底式の
一斗樽なのでちょっと平たい目であった。
菰のほうもなかなかカッコいいではありませんか。







いいものを貰いました。