禅寺小僧

日々の記です。









もう何年もあっていない漆職人の友達と会った。
家で話していたが、この下には井戸があることを告げて、六畳敷きはあり
そうな巨大な蓋をずらして中を見せる。井戸は打ち込みのパイプが三本あ
る。水は底のほうから蓋の下1メートルくらいまであって、深さは5メー
トルはあると思う。漫々と透明な水をたたえていて、地下にささった地面
のあたりからは空気の泡も出ている。三本のパイプから同時に水を汲み上
げているようだ。木工用ハンドドリルの手回し部分に似た形の、もっとも
っと大きな人力でまわす装置が手前の一本にはついていて、人力でも稼働
するということを見せるために飛び移って、身体ごとパイプの周りを廻っ
たら、水がでてきた。












それから、西の山の上に行こうと歩いてゆくと車が渋滞している。なんで
こんなところで?と思いつつ前へゆくと、トラックが土をおろしている最
中で道をふさいでいた。こんなことする場所じゃないんだけどな、と思う
が何故があたりは荒れ地になっていて、土砂捨て場のようになっている。












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