禅寺小僧

日々の記です。

正座の仕方








お茶の稽古を長くやってきた方なんかで、もう正座できません。
とおっしゃる方が多いような気がしている。
ながらく何十年も正座しつづけられて、脚や膝も老化して、と
いうのはわかるんであるけれど、なんかさみしい。
痛いのをがまんするものです。と厳しいお言葉がかえってきそう
なのを承知で。












長らく稽古をされてきた女性を見ていると、腰の位置が横に
スライドしている方がいた。
おそらく、上体の重みが骨盤から伝わってくる、股関節は
以外と鈍感なところがあって、ゆがみをあまり認識できないところが
ある。
どうしたらリリースできるか考えてみた。
立った状態から左に身体を傾けて、右の股関節をブラブラゆるめる。
支えている力を抜いて、下におちてゆくようにする。
同様に反対がわも。
さらに、左右の股関節が不均等になるにつれてつぱっているお腹の中の
スジも伸ばせば、ずいぶん楽に正座できる。












そんなのは正しい正座の方法ではない、と声が聞こえてきそうだけど、
このやり方で将来、やっぱり身体をこわして正座できなくなってしまうか、
それともあんがいこれでのりきれるか、何十年か先にわかるわね。


もうすぐお盆だけど、盆中ずっと正座しつづけているので、疲れてくる。
で、楽に坐りたいと思った次第。