禅寺小僧

日々の記です。

お盆も終わり。










8月7日からあちらこちらに行って、お経を読ませてもらって
いたのも終わり。拍子抜けではないけれど、なんだかな。
終わっちゃったな。












傍目にはわからんけれど、夏の暑い中、お経を読んで歩くのは
あんがいしんどいもので、誦経中、酸欠になってフラフラになる
こともある。睡眠不足が一番イカンのやろうけれど、なんとか
お盆をのりきるためには、楽にお経をよまなければならない。












なかなか説明しづらいけれど、首や背中を緩めると声がでる。
逆に力が入っていると眠くなってきやすい。
たいてい正座で誦んでいるけれど、後頭部から頸部、背骨、尾骶骨
にまで、骨の左右の両側にお経をおろしてゆく。気を通してゆく。
足の指までゆけばなおいい感じ。
足の中心から息を吸ったら、お腹の中では左右両側に息を通してゆく。
腰、下腹、脇腹、股関節あたりがまっすぐになったら、上下から丹田
をつかまえにゆく。












そうしてお経を誦めば、
誦めば誦むほど、身体は軽くなり、胆力はパワーアップし、
お経はあたりいちめんに響き渡り、気分爽快にお盆参りに出れます。
檀家さんのためにお経よみながら、自分のためにもなります。
いいことずくめですな。