禅寺小僧

日々の記です。

イメージするもの。


新聞では拝観料が高いことを書き、鎌倉市がすすめている
世界遺産についてもそんなものにならなくていい、と締めくくっている。
世界遺産に指定されると周辺の高さ規制がされやすくなるなど
寺院にとっては保護されやすくなるようだが、そのような保護も
高い拝観料が残るだけなら、世界遺産にならなくていい、と
している。町並みの中に寺があるのはいい風景だとは思うが
マスコミの人々はそうは思わないようだ。


ナガレ氏コメントにあるような悪さをし、ベンツに乗り、御茶屋に入りびたり、
自分を高尚だと勘違いしている、どうしようもないバカが坊主である
というイメージはテレビに登場する坊さんによって、マスコミに
形づくられているように思えてならない。テレビが登用する坊さんのイメージが
そうなのだろう。寺院側も黙ったままで反論するわけでもないから
みんながそう思うんではないだろうか。エエなー坊主は。と。
本当によかったら僧侶になりたい人がふえるはずなんだが
なかなかそうはいきませんな。


現在の僧侶の悪口をいうのはかまわないが、先祖から受け継いだ
寺院という遺産まで無駄にするのはもったいないことのように
思うのだが。