禅寺小僧

日々の記です。

精進料理

hekigyokuan2005-01-22

 「食べ過ぎているのでは?」という疑問から
精進料理について勉強することになったそうですが、
話だせば、歴史や仏教思想にもわたるのでしょうから、
ちょっと、私の手には負えないのでヤメます。
そのかわり、今回はみなさんで料理を作って、食べて
もらうことにします。その中でなにか感じるところが
あれば、それでいいんじゃ?ないでしょうか。
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 「精進料理」というジャンルがあって、精進料理屋さんで
食べますと、湯葉、生麩、胡麻豆腐などがならんでいますが
これらは御馳走の部類ですから年に何度かというような料理です。
もちろん、精進の到達点としては最高のものかもしれませんが、
皆さんには、今日はむしろ基本の方を作ってもらいたい。
湯葉とか麩は今では僧侶も自分で作らず買っていますが、
基本的には今、ここにある素材で作るのが本当だとおもっています。
だいたい旬のものはいっときに沢山とれるから、
その季節、素材はそればっかりになってしまう。
そこで毎日同じ料理ばかり作っていては
食べる人が飽きてしまって悲しむだろうから、
レパートリーが発達したんじゃないでしょうか。
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せ。









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