禅寺小僧

日々の記です。

飛行機の作り方






ボーイングの工場に入れてもらえることになった。コンピュータ、インターネットとともにこの街の現代技術をぜひとも見てみたい。見たところであなたに何がわかるの?って思うだろうけど、まあ見たいだけでもいいじゃありませんか。国際化だなんだかんだ言っても乗り物の飛行機がなかったら話になりませんわね。


「日本の飛行機はどうなってる?」
「MRJのことだな。延期が延期になってまた延期みたいなことになってる。なかなか飛行機つくるのはむつかしいみたいやわ」
「飛行機つくるには工場だけじゃなくて、工場の横に自前の飛行場も持たないと作れない。狭い日本でできるかな」
作った飛行機を引き取りにきてもらわなあかんし、飛行機に乗る人の訓練とかもせなあかんのだと。












B−747と別のもう一機種の生産ラインを見せてもらった。747ってもう生産してないのかと勝手に思ってたんだけど、いまもガンガン製造してるんですね。知らんかった。無知。穴があったら入りたい。燃費が悪いとかで四発エンジンの巨大機はもういらないのかと早とちりしておりました。流れ作業的にトコロテンみたいに押し出してくようなかんじで作ったはりました。ユニットごとに出来てきたのをここで組み立て、エンジンつけて、内装作ってと、言葉で書いたらたったそれだけ。











モノづくりはどんどん他の国にまかせていくけど、先端技術はヨソに教えないのかと思ったら、習近平が去年きたとき飛行機300機お土産に買うて帰ったらしい。ついでに若いころホームステイしてたあたりの小麦の産地でドカッと小麦も買うたのが日本の年間輸入量の2年分だったとか。曝買いの親玉やなっていうことやったけど、そのとき飛行機の作り方教えてよって頼んだのだと。300機はその授業料やということやった。日本は自力でMRJを作るやろうけど、そのうち中国もボーイングの技術で飛行機作るんやろなあ。案外すぐなのかもしれませんな。


早口の言葉でようわからんかったけど、ボーイングの工場より沢山の人がいるワシントン大学のなかを通った。附属病院の人たちも入れてその人数みたいなことを言うてたが、まあここもゆったり広い。















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