強制送還される？

じゃあ電話かけろ、って言われてもなあ。携帯電話もっとらんし。観光パンフレットでもあればホテルの住所でも適当に書けるんやけど、もちろん持っとらん。もらった手紙の封筒でも持ってきたらよかった。。。書いてあったのに。。もともと覚えてもいないから思いだせるはずもなし。手荷物のなかにあったタブレット端末を出してきて、Wifiにつながるかな？フリーの電波がみつかったけど、なかなかつながらん、コネクトできまへん。ごそごそやってたら日本語のできる職員さんが話しかけてくれたりした。端末をいじくったりひっくり返したりするうちなんとか電波がつながったようなので、困ってまんにゃって、日本に連絡してメールで住所を送ってもらいました。やっぱり大事なことは紙に手で書いとかんとあかんなあ。まわりの人が大丈夫って言ってても困るのは自分やもんなあ。

なんとか記入した書類を出して、こんどは指紋のスキャンや。
「右手の親指」
「右手の四本」
なんて命令されて、左手もやらされて、こんどはカメラを見て顔写真を撮られて、ゲート通過できるかと思ったら、やりなおし。また右手の親指で、次は四本の指をひっつけろ、閉じろ。機械の調子が悪いのか、おっさんのやり方が悪いのか。ちゃんとやってくれよ。。

やっとこさの思いで出てきたら、荷物受取のところで一つだけのスーツケースが回ってた。最後の荷物をとりあげたら、動いてたベルトコンベアのレーンは止まった。

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