禅寺小僧

日々の記です。

ニラを掘り起こす











お彼岸の中日の秋分の日には檀家さんが集まって彼岸法要をするんだけど、寺の裏にある畑ではこの頃、栗がたくさん穫れてて本尊さんにお供えしてる。お下がりの栗をどっさり積み上げて栗ジャンケンっていうのをお参りに来た人らとやってたワ。最初はグー、じゃんけんポン!で勝った3つ負けても2つ栗がもらえます。何回でもジャンケンする人もいてなかなか面白い。ただもらえるより、勝負となるとちょっとエキサイトするよ。来年はジャンケンで勝ったら5つ、負けたら無しにしてやろうかと。和尚さんの集まりで、法要のときに法話しますか?って聞かれたけど、仏教の話はしてませんけど栗ジャンケンしてますって答えるのもどうだか。来年は画描いて法要のあとにジャンケンしますってポスター貼っとこう。拾いたての栗の表面はツルンとピカピカで、重さがあって、ちょっとした宝物であるな。集めたくなる子供がたくさんいる。













街の人は樹に栗が成ってるのを見ると、いいですな何もせんでも勝手に実が成って、って言うけれど、まあそんなこともなくて土をつくったりいろいろ手をかけてるわけです。この間は丸大根とほうれん草と葱と菜っぱの種を蒔いた。簡単なやり方として、通路の土を掘って畝の上に撒いて、その上に種を蒔いてる。いちいち畝土をドッコラショ掘り起こして砕いて新しく畝の形を作ったりしなくていいから、早い。手抜きのようだけどそれでもあんがい野菜は育つもんです。


ただニラだけは全部土をひっくり返して、抜いた。ニラは植え替えなしで毎年出てくるんだけど、全く土をさわらないとドクダミが繁殖して蔓延してしまったからで、ドクダミ根っこを集めてみたらたいそうな量になってしまった。ニラの根っこはまた別の場所にでも植え替えます。早いのはもうニラの花が咲いてるんだけど、来年は8月の最終週あたりにニラを全部引っこ抜いて、ニラを食べるよう。ニラ鍋をしたいところだけど、暑すぎるかなってのがちょっとした悩み。















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