禅寺小僧

日々の記です。

あさがお









寺の畑のやり方は簡単で、ウネの溝のところをスコップで掘って畝の上に土を上げる。溝のところに栄養のある土がたまってるような気がするから、そこの土を上にあげてその上に種を播くようにしている。丁寧に耕したりということはまったくしないから、手抜きも手抜きなんだけど、畑にそんなに時間もかけてられないし、そんなやり方を繰り返してる。それで掘った後の溝はどうなるかというと、そこに草や庭の落ち葉を放り込んでいく。半年ほどしたらまた掘り返す。


こないだ大根の種を播いたとき、堀った溝にそのへんに生えてる朝顔を引きちぎって放り込んでおいた。この花は昔々垣根用の朝顔の種を買うてきて播いといたんが、野生化してしまって、毎年勝手に生えてくる。邪魔な奴なんで根から千切って投げいれといたら、今朝、花が咲いてる。すごい生命力やな。これやったら来年も作って生け花にしても数日持つのでは?なんてこと考え出すと、来年も生えてきて欲しくなってしまう。






 
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