禅寺小僧

日々の記です。

溝掃除のつづき









午前中はいろいろ仕事があったけど、午後はヒマ。やることないわけではないけど、なんとなくそれはおいといて。そんなことではアカンかもしれんのやけど、あったかくなってきたから外に出たい。このまえの続きをしよう。
このへんの溝板が土に埋もれているのを掘り出して、開けて、溝の中をさらいだして掃除するのが目標ですな。













とりあえず本日の工区はこのあたりですかね。ブロック塀のあたりから、この前のところまでもどってくることにします。この道にもいろいろ歴史があるのでしょうけど、雑然としてて掃除がしにくいのですよ。昔はたぶんほったらかしで、ほとんど掃除なんてしてなかったのとちがうかなあ。それはそれでいいとはおもうけど、せっかくだからここにいるうちに手を入れておこう、だいたいの土台ができたらあとは自然まかせのなりゆきもいいとおもうんで。













とりあえず、やたらとはえてる葉蘭を切ってしまう。昔はゴロゴロ、ガラが転がってるところだったのをハランが生えてきて隠してくれてたのはいいけれど、茂りすぎてまったく掃除ができないわけで。もっとあっさりさせたいわけなので。ハランは料理の仕切りにしたり、生け花にしたりいろいろ使い道があるのだけど、残念ながらそんな暇も腕もなく。まえは味噌を仕込んだ時に密封するのに上に敷いてましたけど、今はナイロン袋でやってますし、使い道がないのですね、しかもこいつは畑にもっていって放っておいても、なかなか腐らないヤツなので燃やしてしまうことにする。風呂のかまどに持って行ってやった。けっこうな量でもったいないけど、今はお彼岸前で忙しいのだって、言い訳をアタマの中で考える。狭い木の下に入ってスコップで土をどけて溝板をほりだしていくけれど、溝をまたいで根っこが張っていたりしてなかなか難ものであるな。あんまり土がないところだから、根っこが栄養が横に横に伸びていったみたい。もちろん容赦なく切ってく。矢筈ススキを植えてあってそれなりにきれいではあったけど、道に倒れこんでたからこれも掘り起してしまう。表面に落ちてる瓦やコンクリートやらの人工物の破片はすべてガラ袋に放り込んだ。一番悪さをしてたのはウツギの樹で、コイツは元気に花を咲かしてると思ってのだけど、案の定、根っこを溝の中にいれて地底の帝国を作っていやがった。もちろん撤去。もともと水が好きな、谷に生えてる水辺の樹だもんな。せまる日没にせかされ、ふたたび溝板を置くために土をどけたりして、やっと上に石板を被せたら、もうとっぷり暮れてた。なかなか手ごわい。もうちょっとできるかと思ってたから、今日はちょっと負けかな。お墓に行く檀家さんらとしゃべってた時間も長かったけどな。














330612