禅寺小僧

日々の記です。

つづきのはなし











今から神戸にゆくのだけれど、地下鉄に乗ってかばんの中を見てみたら、
クリアファイルにあるのは関係のない資料ばかりで、車中書こうと思って
た、紙芝居のお話のつぎの読み解きは書けずじまいになってしまった。


ここからの便りもたえはてて、さて何をしてたんだか、というと、別にこ
れと言って何をするわけでもなく、今年は海外へ出かけるわけでもなく、
なんとなくリハビリしながら暮らしておりましたた。畑にひと畝、菜っぱ
の種は蒔いといた。


小説家先生と会って、学校の先生と、20何年前から行っている駅裏の店
に久しぶりに足をむける。出してもらえる白は、近代的工場で品質管理さ
れ、ピカピカのステンレスタンクで大量生産されるシロモノなのかもしれ
ないけれど、前に出していたのとは味が変わったのかいな、そんなに無茶
苦茶にしつこくべたべた甘ったるいということはなくなった。難しい勉強
のことを書こうと思ったら、書けないですね。というと、若い頃は自分の
筆の力がたりないせいだと思っていたけれど、この歳になると、自分にむ
いていないんだ、と思うようになりましたね。自分の中に無いんだ、と。
おっしゃっる。なるほどね。


コブクロ、ガツからはじまっていろいろと美味いモンをつつきつつ、店
終いまで。句会をしようというハナシがでた。


湯豆腐や 命の果ての 薄明かり


土風炉句会になるのでしょうか。





202371