禅寺小僧

日々の記です。

2月5日、12日、26日の予定です。
2月19日は消防の仕事がありますので
休みます。
      
 気温が低いと、動物も植物も活動が緩やかな冬やけど、
自分の内面を覗いてみても、人間の呼吸も浅くなっているのに
気づくかもしれない。別に息ぐるしいわけではないから、
たったそれだけ、といえばそうなんだけど、
人間の体はブラックボックスだから、どんな原因でどんな作用が
はたらくかはなかなかわからないし、無視してしまう。
そういえば精神活動も低下しているような、、。と感じることがあるかも
しれんけど、たいがいの人は気にもとめんわね。
    
 何年かまえに凝っていた、呼吸を深くする装置、これは冬に使っていたから
暖房と勘違いしていた人がほとんど、というのがこの前話しててわかった。
「あったかいけど、それが効果かどうかはわからん。」という意見が多かった。
効果かあるかどうかは保温装置に遠赤外線装置をつけたときに感じたものと、
遠赤外線装置を外して、保温装置だけにしたとき、出ている熱量に変りはないから、
この二つの差で、暖かい、呼吸が深くなった、ゆったした、気分が落ち着いた、など
効果は体感できる筈なんだけど。。
けれどこの「実感」を信じることができない、のがメンバーの特徴なので、
科学的に証明されたり、テレビで放映されると、信じ込む。
「そういえば、和尚が何年か前に言ってたことを、この間テレビに二回連続取り上げていた。」とかいってたひとがいたけれど、テレビのことは信用しているようやった。
別に和尚のいうことを信用しろと言っているのではなくて、
もっと自分の実感を大切にしたら?と思うわけよ。
偉い大学の先生が言うから、テレビでやっていたから、科学的に証明されてるから、
みんながそう言うから、そんなことを根拠に意見や感性が左右されていることが
実際には多いのじゃないだろうか。
    
 やっぱり、「眼で見える」のは「感覚」のより説得力があるなあ、というのを
肝に銘じなくてはいけないのだろうけど。