禅寺小僧

日々の記です。

涼をもとめて













滋賀の山中へ入ろうとおもっていたのが、行けなくなってしまって、地図
を眺めているだけですな。最近はちっとも山にいけてなくて、いつもお経
の練習をしている場所も崖くずれで通行止めになってしまった。川に遊
びに行こうって相談していたのも予定がはいってだめになった。京都から
じゃ海は遠いし、琵琶湖でコアユと泳ぐか、それとも川に遊びに行くか、
川で泳ぐのもいいけれど、まず愛宕山(924M)に登って、降りてきて
から下の川で汗を流せば気持ちよかろう、って計画だったのだけど。そう
いえば今晩は千日詣りの日だ。














そんなわけで、風にあおられてうねる木々の葉を眺めるわけでもなく、清
流に足をつけるわけでもなく暮らしています。このあいだ橋の上からみた
ら、河床の平らなところに椅子を下ろして、足だけ流れに浸しつつ、テー
ブルも持ち出しあれこれならべて一杯やりつつ語っておられるひとかたま
りがいらっしゃいました。風流な、もんでありました。













どうにかすると、いつも外のことばかりするもんですから、今日はめずら
しく部屋の中であれこれやっています。7月も終わりだし、どうしても先
送りになってしまうことをやっておこう。おもいどおりにならないことば
かりだけど、やっぱり眼のまえのことはやっていかねばならんので。











それでも熱いのもけっこう好きで。暑い暑い炎天下ビール飲んだり、陽が沈ん
でまだ空が高く白く輝いているころ、かすかな風を肌に感じ、よく冷えて
汗をいっぱいにかいたグラスで味わうロゼワインなんてのは旨いのではな
いかな。飲んだことないんだけど。










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