禅寺小僧

日々の記です。









大水が出たあとのあの谷にいる。
天気は晴れている午前中で、水量もそこそこ、
水の色もうすにごりくらいで落ち着いていた。
明るい空色の秋で、水の音が心地いいよ。
とある谷止めで水が流れ落ちている、
その下の河床の白い砂の上に水晶が落ちていた。
柱面の長い、表面が透明で内部が煙水晶になっている。
この谷によくあるタイプだ。
人差し指の長さくらいある、立派なやつ。
水で洗って太陽に透かしてみる。
表面もつるっとしていて、転石になってまもない新鮮なやつだ。
そこらをさぐってちょっと掘ってみると、
そんなのが何本もゴロゴロ出てきた!
3〜4センチの小さなのは捨てる。
今日はそんなのは要らないのだ。
と思っていたけど、やっぱり拾いなおしてポケットにいれた。
今日はいける。
4〜5センチのトパーズが獲れる気がしてきた。
もうすぐ!!
あと一歩というところで、


誰かの目覚ましのアラームが鳴った。
あ〜せめてトパーズ獲るとろこまで見たかった・・
それにしても、しかしまったく成長していません。
別の場所だけど車で通りがかったら、川の風景が一変して、
新しい白い砂に覆われていた。
大水で川底も無茶苦茶にひっくり返されてる。
行ってみたら正夢かもしれない。









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