禅寺小僧

日々の記です。

おばあちゃんのお茶の先生にお茶をたててもらう。









 
ひっくり返して見てみると、竹籠のような黄みがかった色の刷毛目の抹茶茶
碗で、虚無僧の笠になっています,前は竹で出来てるのよ、といわれる。まさ
かそんなことあるまい、と思いつつ手にとると、後ろは陶器でできているの
だけど、前のほうは竹で編んであるのであった。触るとちょっと凹むんでわ
かる。前から見たところは虚無僧の被る笠のようなスリット状のような模様
があった。茶碗の底、笠でいうとてっぺんだけど、そこには高台はなくつる
っとしていた。












高速道路を降りると細いループがあって、対面交通で、何故かみんな歩いて
いる。左回りに一周して、対向車線?をこえてループを外れてゆくとむき出
しのコンクリートの廃墟になっているところがあった。売店か何かだったの
だろうか、一階建てで、なかはがらんどうで、建物のひさしのところには大
きな丸いオオスズメバチの巣が二つもぶらさがっていた。どっしりでっかい
ハチがへばりついているので、見たら刺されまくって殺されると思い、ちら
っとみただけでコンクリの階段をおりた。地道になっているところに降りた
けど、地面にいるのをまちがえてふんづけないように気をつけた。














あとで駆除業者のひとと話すことがあって、あの高速降りたところに大きな
巣がふたつもありますよ、と話すと、これからはリモコンロボットで駆除し
なきゃ、という。そりゃハチのお尻の針は長くて怖いものね。人型ロボット
かと思ったが、実際はパワーショベルを有線で300メートル程離れたところか
ら操作するものだった。パワーショベルは正面から堂々と進み、モニターを
見ているとあっけなく巣は撤去された。















部屋でたくさんの死んだハチを薬品に漬けて処理していると、上半身裸の男
の子と若夫婦がやってきた。あわてている。子供の右手上腕部に一カ所、ハ
チに刺されたらしい。子供は左手に注射器をもっていて、父親が毒を抜かな
きゃとあわてているのだけど、うまくいかない。父親がかわってやろうとす
るのだけど、何か持病をもっているのかわからないけど、やってはいけない
らしくてオタオタしている。ポコッと膨れたところを、子供がひっぱると小
さいネズミの胎児みたいなのが出てきて捨てた。部屋にもどってくるとどこ
かで勧進茶会をしているらしく、繁盛しているらしい。やりかたを教えてあ
げようか?といわれたけれど、あまり興味がわかなかった。パソコンに古い
メールが残っていることがわかって、取り出せるらしいこともわかった。落
第していたころに、今でもつきあいのある親しい先生とのメールでザラ半紙
に書かれてあって、活字はぼやけてるのが、画面から出てきた。











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