禅寺小僧

日々の記です。

ツバキの花さかり






今年はツバキの、ものすごい、と言っていいほどの当たり年で、
道楽してるもんにはたまらん年だった。なんせツバキがサクラの
ように咲いているんだからね。狂い咲き。もう、凄かった。
去年の暑過ぎたのがよかったんかね?
そういえば、鴨川堤防のサクラも暑すぎで、葉を落とすくらいで
心配してたけど、ぜんぜん大丈夫だったな。













山のツバキも豪華に咲いているのだな。
ついつい脚がむいてしまう。











この葉っぱの色はなかなか出せないな〜。
と言ってた人がいたな、いわれてみれば、なかなか
確かに、渋い色の葉っぱだわ。











まだまだ娑婆の用事が残っていて、早く行かねばならん、
ような気がするけれど、なかなかこんな年も無いしね、
それに今年は花見してへんような気もするし。












草履をぬいで、地面の上において、その上に坐り込んだ。
やっぱり大地にどっしり腰をおちつけんと。
立って、あたふたあちこち眺めて歩いても、心はなんか焦りを
かかえたままなんだわな。












ああ、やっと花見れたって、感じがした。
じっくり樹と対峙して。
春の、誰もいない林の中で、心を開いて、眺めている。












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