禅寺小僧

日々の記です。

谷から尾根







ちょっと登ってみよか











入ってしまうと見通しもきかへんし、ちっさい花びらが落ちてんのを地面に見て、ああ上に樹があるんだ












なんて世界











ちょっと色っぽい元気に跳ねまわる村娘












町から見える遠い山の山腹に白く霞んで咲いてる。山桜に会いたくて、道をはずれて登ってゆく。けれど、なかなか姿は見せてくれない。遠目からはそこにあるのが見えるし、落ちた花びらには触れるんだけど。近くに行ってみると、ほかの木の陰から少しちらちら見えるだけ。でも凛々しいもんだ。すっくと立った幹、まっすぐに伸ばした枝には清冽な花を。












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