禅寺小僧

日々の記です。

経行





Parts氏が、
インコースを打て−究極の打撃理論」(高岡英夫・松井浩:著)の感想文
を書いておられたので、
http://blog.livedoor.jp/parts0662/archives/51852048.html


座禅の合間に歩くことを経行(きんひん)といいます。
じっと静止した座禅をしつづけていると身体が硬くなってくるし、
そうするとどうしても呼吸も浅くなってしまうから、身体全体を
ほぐすんですな。ゆっくり歩いて。


雪も降らないし、もうあんまり行くこともなくなったけれど、嘗ては
冬はスキーに凝っていた。ウェーデルンというリズミカルな高速連続ターンを
すると、調子の良いとき、は、親指から踵にかけて体重が抜けてゆき、
腰を中心として足が左右に∞の字を書くように走ってゆき、気持ちの
いいものなんだわ。


それで経行、散歩のときも、親指から踵にかけて体重が抜けてゆくように
歩いてみる。身体を弛めて。身体が弛んでいないと、自分が体重をのせるのが
得意な方の足、つまり軸足の親指から踵に体重が抜けていくときはいいけれど、
反対の足のときは踵まで体重が抜けきらない。


そのとき、おヘソをそちらの方へ向くようにすると、きれいに体重がかけれる
ようになります。おヘソをそちらに向けるときの支点を背骨や背中に置かないで
丹田に支点を置くことです。丹田はおヘソの下一寸のお腹の奥の点で、その点を
中心にして球があるとします。


丹田を支点にするとおヘソが右の足に向うとき、その反作用で左のお尻から脚は
前に出ます。


そんな歩き方で歩いてます。
腰痛の人なんかにも良いと思うですが。


歩いて身体をほぐすのもいいものですよ。