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[縁がわ講話] スターバックスにて
いただきますって言いますか?という文を書いておいたらどこかの検索エンジンにひっかかったみたいで、何人かがこのサイトによってくださいました。中身のない日記だったのですけれど、どうも、今ふうの話題のようです。
先月は二回も研修会のあった月で、おいしいカレーを食べてきたんですが、いろんな人が発表されるのを聞かせていただきました。思いやりの心がない、少子化、ニート、自殺など現代の諸相を、仏教の説話をひきつつ、命の大切さを説かれました。で、聴いているうちに、いのち、イノチと叫びつづけても、聴いているひとに「実感」がなければどうにもならんな、どうにもならんな、と思ったんも事実でです。
いただきます、っていうとき「いのち」を頂くんです。という説明をするのが今ふう説教なのだそうですけれど、この辺では難しい仏教の教えでもなんでもなくて、お米が獲れるというのは、自分が田んぼの世話をしたり、暑いときに汗して畦の草刈ったりをしたから、ということももちろんあるのだけれど、梅雨に降り、盆に照って、今年は気候が良かった。そして何より田んぼを作ったのは自分でなくて、御先祖様や。先祖さんに感謝せにゃー。といろいろまざって、天地に、おかげさんで、ありがとう、といっとったわけやね。だから昔は年貢をお寺に納めて、お経をあげて、それから宴会になっとんやけど、いまでいう感謝祭みたなものではなかったんだろうか。