秋の鍋
一日、朝から山を歩く。亡くなった友人を偲んでの山登りで、トンネル抜けてバスを降りたら、ちょっと時雨れてた。合羽をつけて峠まで上って、稜線にむかってるうちに止んできた。むこうの北側は雨が降っている。風はばたばた吹いてる。
道のあちらこちらに生えてるキノコを眺めて、昔はみんなで食べたもんだ。今はあんまり誰も採らないみたいで、そのままになってる。バスを降りるときたくさんの人がいたんで、この人らと一緒になったらどうしようって思ったけど、みなさん向こうの山にいったみたいで。あっちは雨やろうねえ。
道すがら見つけると喜んで飛んで行って採るんだけど、そのうちもうどうせ食べきれへんよ、ってことになってしまって、眺めるだけでもう採らんかった。時間もそんなに余裕なさそうでもあるし。
最初は、時間が余ったらどうしようかなと思案してたんだけど、そんなことは全くなく、(脚が遅くなったからだけど)ちょうどいいくらいだったな。
いろいろ思い出ばなしなど。
いろいろこれからの話など。
411868