禅寺小僧

日々の記です。

機心





学生のある時期、ズボンの後ろポケットに荘子を入れていた。
黄色いダーマトグラフで線をひきながら読んでいたのを、
今見るとこそば痒いな。


機械を使って仕事をするとはかどるようになるけれど、機械で
する仕事がふえる。飛行機の便が増えて韓国ぐらいは日帰り
圏内になって、便利にはなったが楽しみが減ったようなもんで、
ええような悪いようなですな。







箒でやってると仕事ははかどらないが、半分遊びみたいなもので、
だからこそCDにも録音されたりするんだろうが、機械をつかっての
掃除だと、なんか仕事っぽくなって、楽しみというよりは、
やらなくてはならないものになってしうまう。
義務感に似たようなものがついてまわる。
けれど、充実感のある、いい仕事ってのには、どっかに遊びの要素が
あるのがいいんではないか。楽しんで取り組めるってのかな。
参道を掃いてると、
「大変ですね。」などと挨拶する人がいて、本当に大変そうだなあ、
と思ってるわけではなくて、まあただの挨拶であるわけで
「いい天気ですね」でもいいんだけど、こっちは
仕事半分、遊び半分であるわけですよ。







機械を使って困ることの一つは、機械は壊れる、っていうことで、
2001年製のミツビシ家庭用掃除機が壊れてしまった。
あれほどウンともスンとも



機心とは?→順心寺Web