禅寺小僧

日々の記です。

やっぱり腐敗かそれとも発酵か














昔々、子供のころ理科年鑑みたいな本を読んでいたら、腐敗と発酵はおなじモンである。と書かれてた。なるほどな、同じことなのか。細菌が増殖してそれが人間の役に立ったら発酵と呼んで、役に立たなくて駄目になったら腐敗と呼ぶ。科学的にはなんともいい加減な話で、人間が食べれるものができたら発酵で、腐って食べれないものが出来てしまったら腐敗と呼ぶのだから、腐敗と発酵の境目は人間の胃袋が決めるわけだ。


だから立場によって、どこまでが腐敗でどっからが発酵なんてかわってくるのではないかな。カラスは腐った生ゴミを平気で、旨そうに食っていて腹を壊している様子もないから、奴らにしたら腐って臭いがしているくらいが一番旨いって言うてるかもしれない。奴らの胃袋は強力なのだ。そうすると人間が臭いと感じる生ゴミのニオイも、カラスにとっては発酵のいい匂いに感じてるのだな。


おなじ人間同士でも、発酵モンって好き嫌いが激しいものねえ〜。







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