禅寺小僧

日々の記です。

宝満山





宝満山は一度登っておきたい山だった。
景色がいいし、博多の仙?和尚もよく登山された山であるからだ。
今でも大変人気のある山らしく、多くの方が登られる。
せわしいスケジュールの中、アタックすることにする。







天満宮から竈神社まで5キロ程だろうか、
急いで歩いてゆくと神社の前に
宝満山は神の山です。お参りをしてから登山しましょう。」
などと書いてある。そりゃそうだわな。縁結び祈願?の女性に混じり
お参りして、顔をあげるが速いか、一目散に登り口とおぼしきところ
へ直行する。時間がないからな。







予想に反して幅30センチくらいの足で踏み固めた小さい路で、
道しるべも何にもない。人にもまったく会わない。
分岐になるとどちらに行ったらいいのか分からなくなるけれど、
赤いビニールテープのしるしを見つけてそれを頼りに進むことにする。
たぶん行けるのだろうよ。







頂上について、看板を見ると、
「此処は御嶽という山です。」
とある。????
慌てて、登り口を間違ってしまい、違う山の頂上に立ったのだ。
なんという失態!
頂上の役行者にお参りする。ここも修験道の山だったのだ。


まあ、しかし、バスで移動しただけでは何となく旅してきた
気分にはなれないものだけど、足で歩き、土地の神様にお参り
して、どうぞここでの旅をよろしくお願いします。と拝んでいると
なんかかってよかったような気がした。


向こうに聳えている宝満山を眺めてそう思ったな。
リベンジはいつかのために。。