禅寺小僧

日々の記です。

春を惜しむ





一夜明けて、道すがら、
雨に散った花弁が散っていた。
今年も終りか、という感慨。
今年もあちらこちら、沢山の桜を愛でたはずなのに
じっくり眺めた、という気がしないのは何故なのか。
どうもこの季節、セカセカ忙いでいるのか、
気持ちに余裕がないからなのか、
一度も対面しないまま、脇をすり抜けていったような、
そんな、印象が残ってしまう。
ちょっと苦にがしいような。







雨にうたれた新緑が眩しい。