禅寺小僧

日々の記です。

3℃

大文字

酔っぱらっては、山に登ったもんだ。
途中でガンガン頭が痛くなってあえ無く登頂失敗になったこともあった。
酔って比叡山に登りだしたのはいいけれど、山頂に着いてみると、
寒くて、凍死しそう?になったこともあったな。
愛宕山に登ったときは降りてくる人がアイゼンやんかの重装備で
来るものだから、なにを大層な、と思ったけれど、
道がカチカチのつるつるになっていて、帰りは生きた心地がしなかったこともあった。
道の横で拾ったナワを長靴に巻いて、なんとか、降りてきた。
縄とか蔓のありがたみがよくわかったよ。
いつも失敗ばかりしているみたいだけど、
今回も何度目かの大文字に行ってきた。
気温3℃。わりと寒かった。
学生の頃は山頂で、
京都市民の諸君!」と演説したい気持ちもあったけれど、
今はそんなのもなくなったねえ。
ただ、あの街ン中で生きているのね、とおもうだけ。
斜面を眺めて、スキー場が懐かしいねえ、とか
京都の町は端が山で、街の切れ目がはっきりしてるのがいいなあ、
とか、掌の上に載せることはできないけれど、京都の街としてひとかたまりで
眼にできてなんだかうれしい。
いろんな喜びがこの風景のなかに溶けこんでいそうに見える。
けれど、大文字はやっぱり夜だ。
千人塚の暗闇を登っていって眼下に街が光になって拡がって、
碁盤の目が飛び込んでくるのは、昼より夜だ。
もし、よかったら今度いっしょに登りますか。

さて、ごろんゴロン。
うつ伏せに寝ころんで、
右足の膝を曲げ、右手で右足の親指あたりを掴みます。
脚の力はできるだけ抜いて、
息を吐きながら、左の腰をゆっくり、ゆっくり床から浮かして
上の方にもってゆきます。
つまり右の方にむかった捻ってゆくような動きになります。
息を吐きながら、気持ちのいいところでゴロンごろんします。

この時、左の鼻が詰まっている人は鼻が通ってくるはずです。
花粉症暦??年の人もこの前とおりました。

反対側もやります。

これだけで、ぐっすり眠れるようになって、
朝もすっきり醒めますよ。
今晩試してみてはいかが?

せ。