禅寺小僧

日々の記です。

臨済宗

hekigyokuan2005-01-11

 咸通8年(867年)の正月十日臨済義玄という僧が逝去された。
彼は中国鎮州城東南隅の河のほとりに臨む小さな寺の住持で、
その寺の名を「臨済」とよんだのはその場所がらであった。
「済」という字は「河」とか「渡し場」とかいう意味である。
昨日は朝から臨済禅師の頂相のまえでお参りしていて、
臨済禅師の話でも、とおもっていたけど、夜中に貴船から
芹生峠を越えて性懲りもなくドライブにいってしまった。
帰りの道でマイナス5度とかでていたし、山の中では一台も
他の車に会わなかったけれど、車の中で聴いた
中島みゆきの「タクシードライバー」はよかったな。
冬の空気は冷たく澄んでいて、月がないから、頭の上は、
透明な漆黒といいたいような空で、一つ一つの星がクッキリ
ピカピカしてた。もちろん満天の星空だったよ。
京都からホンのちょっと離れただけなのにね。
いまさっき本堂から夜空をみていたけれど、
星も少なくて、空もボンヤリ灰色だった。

せ。