禅寺小僧

日々の記です。

祇園祭








夏は祇園祭で忙しいですか?
って聞かれるのだけど、そんなことはない。
京都中の人が祇園祭をしているのだと思っておられるのだろうけど、
中京下京の山鉾町の町内の人たちのお祭りなので、京都だからといって
実はあんまり関係ないのだった。











お祭りとは無縁の生活をしていたのが、5年前から裏方としてお手伝い
させていただいてきた。毎年、山の組み立てをしておられる大工の親方
から手伝ってくれへんかと声をかけていただいて、組み立ての13日と
解体の17日が丁度行ける日だったのでよせてもらうことにしたのだった。
親方は、ハテ神社のお祭りに坊さんが手伝っていいもんかいな?とふと
思ったらしいけれど、まあいいんじゃないってことになったらしい。


旧友Partsさんもこうおっしゃってます。

http://blog.livedoor.jp/parts0662/archives/52477828.html













仲間は大工さん、内装屋さん、左官屋さん、植木屋さん、みんな働きモンの
いい人ばっかり。お昼にみんなで円くなって、地べたでホカ弁食べて、世間話
していると、ああこんなんエエなあ、と思えてくる。
そうだ、子供のころ大工になりたいんだった。











組み立ては家を建てるのとにていて、柱を組み合わせて楔で固定して、
その上を荒縄でガッチリきっちり巻きつける。
今年も上手く荒縄を巻けた。
うれしい。











17日の巡行の早朝、柵(ラチ)をはずしに行く。
今年は大雨で12日が降って、組み立ての13日は晴れ、巡行の日も
うまいこと晴れた。
道路を横断している電線を棒で持ち上げてスッタモンダしながら、
山が集合場所の四条通りに出てゆく。












184974