七五三の庭
七、五、三の庭と呼ばれているところに案内する。
地面から石がそれぞれの数生えてきたように据えてある。
「7,5,3、の数には、それぞれ、どんな意味がありますか?」
「別に意味なんて無いと思いますよ。」
「いや、最初は必ず意味があったはずです。それが今は忘れられた
のでしょう。わからなくなっているだけです。」
「あんまり頭で考えるのもどうかと思うんですが。。
別にタイトルというか名前のない庭がもともとあって、
石の数を数えた、作者でない誰かが後から、名前をつけた
ように思いますが。」
あなたは、わかってないなあ。
という顔をされる。
意識された、作者の意図をどこかに、探そうとしている人がいる。
隣に、
アレコレ考えて、そんなに物事を狭めんでもエエのにナ、と思っている
のもいる。
スイカなんかはてきめんだけど、やっぱり果物は初成りの実が、旨い。
イチゴも初成りに限る。
ふだんはほとんど食べないけれど、畑にゆくと子供の頃の気分に戻っている
のに気づく。
夕方の畑で立って食べていたらあんなに旨いのに、
もって帰ると、何故だか?そうでもない??
どうしたわけなんかね?