禅寺小僧

日々の記です。

そば粉作り

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北海道の新蕎麦が入ったと電話があったので、粉に挽きにいかせてもらう。昔は水車でやったんだろうが、今はいろんな機械を使って粉を作っています。

 

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まずは実の選別。ふるいにかけて小さい実や混じってる他の植物の種を取り除きます。ガシャガシャガシャガシャガシャガシャガシャガシャ。45分から50分かかります。

 

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下に落ちた小さいの。

 

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この人がやってくれます。

 

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さらに蕎麦の皮を取り除きます。お米でいうと籾すり。新蕎麦なんでちょっと実が緑っぽいですな。蕎麦の皮はすごく固くて三角錐の種になっていて痛いくらいですが、皮さえ取ってしまえば中身は柔かいもんです。皮ごと挽くのは挽きぐるみっていいますが、これはこれで美味しい、ちょっと田舎ふうで。

 

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蕎麦の皮のそば殻は風の力でとなりの袋の中に入ります。現代の唐箕ですな。

 

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石臼は電気の力で回っています。

 

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ふるいにかけてやっとそば粉のできあがり。わりとたいへんです。まあ機械がやってくれますが。10キロの蕎麦の実からとれる粉は7キロほど。あとはそば殻やなんかでたべれません。