お役目を終えて、いちねんぶんの葉っぱが落ちてくる
新鮮な落ち葉が、どっさり。
限りなく無尽蔵に。
新しい落ち葉は軽く清らかで
そんなところの道なき道をゆけば
なんとも豊かな気分になってくる
大丈夫か?
迷ったんじゃないか?
と誰かが言うけれど、
そんなものはおかまいなし
だんだん陽もかげりはじめ、
気温も下がりはじめてきた
秋から冬へ暮れてく
そこは
時間の流れの中を旅して
忘れられ
立ち尽くしている
林の向こうに白い旧ホテルか?
どんな人が泊ってるのか?
金色に光る、真新しい、ぴかぴかの葉っぱを
音をたてて踏みしめて。
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