禅寺小僧

日々の記です。

行場になっているような













山奥の岩場なんかにおられたりするから、お不動さまは山とご縁が深くて、とりわけ民間信仰神道と仏教が混じったあたりで人気があるんじゃなかろうか。檀家であるとか、家がどうかというより、自分自身の心の支えにされている。苔がついた昔からの石仏も沢山あるけれど、真新しい最新作も多い。山の上の奥の院ついて、カラフルに赤や青に彩色された大きな不動石像が新建立されていたりして、現代でも人気がある仏様なんだと、改めておもう。賽銭もけっこうあがってる。炎の光背を背負って、剣をを握り、怖い顔をしておられるのだけれど、人間の心の弱いことをお見通しのようで、慈悲の叱咤激励でもって導いていただけないでしょうか。













描きたいと思いつつそのままだったのを、ちょっと落ち着いたから紙を出してきた。ほんとうに久しぶりの雨になりました。
明日、風景画家さんがお見えになるので、遊びで描いてみたけれど、へなへなの線しかひけへんかった。あきませんね、二枚描いてみたけどどっちもリキミすぎ。またそのうちあらためて描いてみます。








不動明王の青黒の姿は大悲の徳、盤石に坐すのは大定の徳、大火焔は大智慧をあらわす。大智の剣で貪瞋癡を裁断し、三昧の索で難伏のものを縛る。修験道で読まれる聖不動経によるとそういうこと。






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