禅寺小僧

日々の記です。








ツマラナイものですが
誰も食べないかもしれない。
けれど、うれしいもの。
お供えにあがっていると、オッ!とおもう。
いまどき、マクワ瓜なんざ誰も食べないだろうけれど、手にとってなで回
し、形、大きさ、重さをたしかめ、かすかに甘いかおりをかいでみる。
高級なメロンより、そのへんに転がっているマクワを剥いて食べている。
毎日、一個、食べている。
「おいしいか?」と聞かれれば、
「うまくはないな」とこたえる。
キューリみたいな味。胡瓜に少し甘みをつけたかんじ。
でもなんか火照った身体を冷やしてくれるような気がする。涼しくなる。
甘すぎないのもかえって爽やかなんだけど、やっぱり人気ない。












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