禅寺小僧

日々の記です。








どこかの外国にいる。
野外のスクリーンでで映画をみていて、知り合いに制作関係者がいるらし
く、しかもその人が目の前にいて、なにかといろいろ、あれはどうしたん
だとか教えてくれる。アスファルト舗装されていない道をトラックの荷台
に乗って移動した。


日曜の午前中、関東に住んでいる女友達の家に友人の男と二人でゆく。
二階建てで、表がガレージで玄関を入ると二間続き、新しい家ではないけ
れど、窓から光が射す明るい家に一人住んでいる。その人以外に別の女性
がふたりいて、昨夜はここで飲んだらしい。座卓の上に透明な長方形プラ
スチック製の容器があって、上に丸くて小さいフタがついている。横には
寝ている病人に水を飲ませる吸い口のような口がある。大きさはワインの
紙パックを横倒しにしたくらい。ワインをその中に入れておいて空気に触
れさせてデキャンタするらしい。なぜだかわからんが、これはいいなと思
った。底に飲み残しのワインがすこしある。ちょっと机の上をかたずけよ
うということになり、ひとりの女性がそのデキャンタをカバンの中に入れ
た。そのカバンを横倒しにして持って行こうとする。


「あれ、それ横倒しにしたらアカンのちゃう?」











手にとってチャックをあけてみると、はたして四角いカバンの
底にワインが中にこぼれていた。手伝ってもらって、ワインをデキャンタ
の中に戻すことにした。ワインを戻しおわって、女性がカバンを家の外の
表のほうへ持って行こうとすると、ポタポタとまだ水滴が落ちた。床に落
ちないようにその下でデキャンタを支えて、一緒に表のほうへ向かう。











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