禅寺小僧

日々の記です。

帰り道









雨があがらないから、はっきりせずに、うっとおしいのだけど
もう夏になっているのですね。
あちらこちらに槿の花が咲きまくってるんでそう思いました。
赤いのやら白いのやら、の、繚乱。
花が、叫ぶ。











帰り道、咲いた花は、静謐で新鮮そのものだけど、
夕方になると萎んで、次の日には音も無く落ち、解けて地面になってしまう。
混じり気なく白い、すっと立った、儚くも脆い一日花。





曇り空、花に目をやる、帰り道。