禅寺小僧

日々の記です。

落葉





雨に降られるか、風にふかれるか。
いろいろあるんだろうけれども、
一朝、霜が降りると、落葉樹は一気に
抱えていた葉をおとしてしまう。








もうドサッと音がするくらいの、
急転直下の勢いで、
生身の肉を引き千切られるようなもの。
胸の中を掻き毟り、枝から外れた。







一緒に支えていたのが離れて
すっかり、もう、季節がかわった、
ということ。