禅寺小僧

日々の記です。

はてなの茶碗

hekigyokuan2005-06-16

 いわれてみれば不思議なもんだネ。 飯を食うのにナゼ茶碗か? その真意は??? ようわかりませんナ。 周りの人に聞いても、「もともと茶を飲むためのモンやったんヤ」 とかいう意見が多い。飯を食う器は果たして茶と関係あるのか?否か? 考えるのもいいけれど、文字や言句にとらわれ過ぎるのもどうだか。 なんとなくだけど、皿じゃないものをコッポリいれる陶磁器の器の名前を茶碗というのじゃないの?茶碗蒸だって茶と関係ないぞ。  縄文式、弥生式、土師器、須恵器など日本古来の土器からきたのか、はたまた茶と一緒に大陸から持って帰ったのか。余談になるけど、茶の木も大陸から伝わったことになってるけど、関西では案外、竹薮の中で自生してるっぽいのがあるけどね。もともと日本にあったのかもしれんなあ。明恵上人が大陸から持ってかえられたことになってますけど、ホントに大陸の茶ノ木と日本の茶ノ木とは同じモンなのやろうか??なんだか違うようにもおもうのだけど。

 宇治のあたりでは今年の茶は豊作で忙しかったと父がいうとりました。「茶園の一角をもらって自分用に抹茶を作りたいのだけど、」といったら、「無理や。」といわれた。ひたすら肥料と消毒をせんとアカンという。とりあえず番茶園にちょっともらうことにした。蒸して乾燥したのをチョロチョロと焙じて淹れたの。ペットモンにはないひなびた味わいがあっていいものですよ。フーフーしながらね。
       
 子供のころは葉茶屋の店先で茶を焙じる煙がモクモク出ていて、その香りが大好きだった。前を通るとき、なんだか得したような気がしたな。