禅寺小僧

日々の記です。

花の都のカツアゲ公園

hekigyokuan2005-06-11

 きのうは迷子できょうはカツアゲ。毎日昼ぐらいから打ち合わせやなんかが始まって、終わるのは夜の12時ぐらいかな、それから晩御飯なんだけど、店が開いてないのよ。もしくは空いていても、閉店どす。といわれてしまう。ベトナム料理にしようか、中華料理にしようか楽しみにしていたのだけど、やっと入れたのはイタリア料理で、トマトのスパゲッティーを注文した。なかなか美味い。











 パリの夜は昼とはちがう魅力を放っていて光が綺麗だ。エッフェル塔も照らしだされる。旅をしていて光景に出会い知らない誰かと一緒に見ていると、どこか慰められるところがあるだろ。しかも1時間に10分だけとか、チカチカ真っ白いフラッシュ光がまばゆいたりして歓声がおこる。どんな男がこんなことを考えつくんだろうかネ。














 おばあさんと歩いていて前の3人からはなれていたんだけど、公園の横の道に車が何台か停まってた。前の3人はフランス語で何か声をかけられてるみたいだった。もうちょっと前にいくとさらにヨコから何人かでてきた。なんと!ここはパリのカツアゲ公園で、どうやらエライとこに足を踏み入れてしまったみたい。フランス語はわからんし、メンバーのことを考えると何もないのが一番だしね。後ろから歩いていくと、そこのボスは体格のいい若い女で手に白いバラを持っていた。隣を通りすぎるとき、彼女は白バラから手を放す。路上にバラが転がった。何の合図だったのか、男どももこっちにはチョッカイをだしてこなかった。「パリは美しい住みよい街だね」とつぶやいてそのまま通り過ぎる。何事もなくてよかったよ。ささやかな夜。


















せ。